0570は何県からの着信?ナビダイヤルの正体とかけ放題の罠を徹底解明
スマートフォンに着信履歴が残っていた見慣れない「0570」から始まる電話番号。「03は東京、06は大阪なら、0570はどこの県だろう?」と疑問に思い、検索した経験を持つ人は少なくありません。しかし、全国47都道府県の市外局番一覧をどれほど探しても「0570」という地域は見つかりません。
この番号の正体は、特定の地域を示す市外局番ではなく、NTTコミュニケーションズが提供する全国統一の転送サービス「ナビダイヤル」です。企業のカスタマーセンターやチケット予約窓口、公的機関の問い合わせ窓口などで幅広く採用されていますが、最大の落とし穴は「スマートフォンの通話定額(かけ放題)プランの対象外」であり、利用者が想像以上の高額な通話料金を負担する構造になっている点です。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「0570」は特定の都道府県(地域)を示す市外局番ではなく、NTTコミュニケーションズが提供する課金・転送サービス「ナビダイヤル」の事業者識別番号です。
- 要点2:大手キャリアや格安SIMの「24時間かけ放題」や「5分かけ放題」の対象外であり、スマートフォンからの発信時は約20秒ごとに11円(税込)という割高な通話料が発信者側に課金されます。
- 要点3:オペレーターにつながる前の「ガイダンス待ち・保留時間」も課金対象となるため、公式サイトに記載された通常市外局番(03や06など)への発信や、チャット・Webフォームの活用が有効な防衛策です。
【真相解明】0570は何県からの着信?市外局番ではないナビダイヤルの正体
電話番号の冒頭につく数字といえば、地域を特定する「市外局番」を思い浮かべるのが一般的です。例えば「052」なら愛知県名古屋市、「053」なら静岡県浜松市、「054」なら静岡県静岡市といったように、05から始まる番号は東海地方に多く割り当てられています。そのため「0570も東海地方のどこかの県では?」と誤認されがちですが、「0570」は地理的な場所を表す番号ではありません。
0570の正体は、NTTコミュニケーションズが1997年から提供している「ナビダイヤル」専用のプレフィックス番号です。企業が全国に複数のコールセンターを展開している場合でも、ユーザーは「0570」で始まる統一の番号に電話をかけるだけで、自動的に最寄りの拠点や手が空いているオペレーター窓口へとルーティングされます。
企業側にとっては「全国共通の窓口番号を1つ告知するだけで済む」「着信地域や時間帯に応じて柔軟に転送先を変えられる」という多大な運用メリットがあります。一方で、発信者側にとっては「相手が日本のどこにいるのか分からない」「料金体系が通常の電話と大きく異なる」という不透明さを抱える要因となっています。

【料金比較表】0570と0120・050・固定電話の違いと2026年最新通話料
電話番号には「0570」のほかにも「0120」「0800」「050」など様々な種類が存在し、それぞれ費用負担のルールが異なります。各電話番号の種別と、一般的な通話料の相場を一覧で比較します。
| 番号種別 | 詳細・数値データ(スマホ発信時) | かけ放題プラン適用 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 0570(ナビダイヤル) | 約20秒ごとに11円(税込) (1分あたり約33円、10分で約330円) | 完全対象外(別料金) | 発信者全額負担。待ち時間も課金されるため長時間の問い合わせは大きな金銭的負担に。 |
| 0120 / 0800(フリーダイヤル等) | 0円(完全無料) | 関係なく無料 | 着信側(企業)が通話料を全額負担。利用者にとっては最も安心できる窓口。 |
| 050(IP電話) | 約30秒ごとに11〜22円程度 (プランにより変動) | 対象内(原則適用) | インターネット回線を利用した電話。かけ放題が適用されるキャリアが多く比較的安全。 |
| 一般市外局番(03・06等) | 約30秒ごとに22円 (従量課金の場合) | 対象内(完全適用) | かけ放題加入者なら完全に定額内で通話可能。0570の代替手段として最優先すべき番号。 |
なぜ携帯電話だと高額に?かけ放題プラン対象外となる仕組みと落とし穴
NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといった大手通信キャリアや、各種格安SIM(MVNO)が提供している「月額定額のかけ放題プラン」。日常会話や仕事の電話が定額になる心強いオプションですが、契約約款の「対象外通話」リストの筆頭に必ず記載されているのが「0570(ナビダイヤル)」です。
0570が高額になりやすい背景には、接続事業者間における精算の仕組みがあります。ユーザーがスマートフォンからナビダイヤルへ発信すると、携帯キャリアの電話網を経由してNTTコミュニケーションズの専用ネットワークへ接続されます。この際、キャリアの自社網完結の通話とは異なる特別な中継コストが発生するため、定額サービスの枠組みから明確に除外されているのです。
さらに見過ごせないのが「固定電話」と「携帯電話」での料金格差です。固定電話から0570へ発信した場合、市内通話であれば3分あたり約9.35円(税込)程度で済みます。ところが、スマートフォンから発信した場合は約20秒ごとに11円(3分で約99円)となり、固定電話の10倍以上もの料金が請求されます。
「この通話は〇〇秒ごとに〇〇円の通話料金が発生します」という自動音声アナウンスが流れた時点で課金のカウントダウンが始まっており、利用者が気づかないうちに月々の携帯代が数千円単位で跳ね上がる原因となっています。

【実態検証】利用者の生の声と「保留音で課金」される現場トラブル
SNSやネット掲示板、各種相談窓口には、0570をめぐるユーザーの切実な不満やトラブル事例が数多く寄せられています。特に深刻なのが「オペレーターに繋がるまでの待機時間も通話料が課金され続ける」というナビダイヤルの仕様です。
「大手通販サイトの不具合で問い合わせたところ、『ただいま電話が混み合っております』のアナウンスが流れ、オルゴール調の保留音が延々と鳴り続けた。25分間待たされてようやく担当者と5分話しただけで、後日約1,000円の通話料が請求されていた」という利用者の実体験は珍しくありません。
自動音声ガイダンスの段階で「ナビダイヤルでお繋ぎします」と案内された後、相手側のオペレーターが受話器を取っていなくても、通信回線が確立されているため課金メーターは回り続けます。カスタマーハラスメント対策や人員不足によりコールセンターの応答率が低下している現場において、この「保留音課金」は消費者側に一方的な金銭リスクを負わせる構造として強い批判の対象となっています。
【安全対策】0570は迷惑電話や詐欺?どこからの電話か見分ける決定打
スマートフォンの画面に「0570」から始まる不在着信があった場合、多くの人が「詐欺や迷惑電話ではないか」と身構えます。結論から言えば、0570番号そのものを取得するにはNTTコミュニケーションズによる厳格な法人審査が必要であるため、実体のない架空請求詐欺グループや海外の違法業者が直接取得して発信に使うケースは極めて稀です。
着信があった場合の主な発信元は、以下のような正当な企業・公的機関の用件であることが大半を占めます。
- 配送業者(ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便など):再配達の連絡や住所確認
- クレジットカード会社・銀行:不正利用検知の確認連絡、支払い期日の案内、本人確認
- 自治体・公的機関(年金事務所・ワクチン接種予約窓口など):申請書類の不備確認や各種案内
- 航空会社・旅行代理店・チケット販売サイト:便の欠航案内、予約内容の変更連絡
ただし、「0570に着信があったからといって、無警戒にそのまま折り返す」のは推奨できません。折り返し発信を行えば、前述のとおり高額な通話料金が自己負担となるためです。着信があった際は、まず検索エンジンでその電話番号をそのまま検索し、どの企業のどの部署からの発信かを特定した上で、緊急性がある場合のみ対応するのが賢明な防衛策です。

0570に無料でかける裏ワザはある?問い合わせ窓口の賢い攻略法
高額なナビダイヤル料金を回避し、できる限り自己負担を抑えて問い合わせを完了させるには、いくつかの実践的なテクニックが存在します。
1. 公式サイトに小さく書かれた「03」や「06」の通常番号を探す
多くの企業では、ナビダイヤルを利用できない環境(一部のIP電話や海外からの着信など)に配慮して、「※一部のIP電話等でナビダイヤルがご利用になれない場合は【03-XXXX-XXXX】へおかけください」といった注記を設けています。この一般固定電話番号へスマートフォンからかければ、契約中のかけ放題プランがそのまま適用され、通話料を0円に抑えることが可能です。
2. 自宅の固定電話や光電話から発信する
一般番号がどうしても見つからず0570へ発信せざるを得ない場合でも、スマートフォンからかけるのをやめ、自宅の固定電話や光電話(ひかり電話等)から発信します。携帯発信の「20秒で11円」に対し、固定電話発信なら「3分で約9.35円」となり、負担額を約10分の1に激減させることができます。
3. チャットサポートやWebフォームを活用する
急ぎの案件でない限り、企業公式サイトのAIチャットボット、オペレーター対応チャット、または専用問い合わせフォームを利用するのが最も経済的かつ確実です。テキスト履歴が残るため、言った・言わないのトラブル防止にもつながります。
【プロの結論】経済的損失を防ぐ行動指針とデジタル窓口の使い分け
企業が窓口を「0120(フリーダイヤル)」から「0570(ナビダイヤル)」へと移行させている背景には、コスト削減だけでなく「電話口での長時間のクレームや冷やかし通話を抑制し、本当に要件がある顧客を優先する」という業務効率化の狙いがあります。発信者に一定の金銭的負担を課すことで、相談の長期化を防ぐ防壁としての役割を果たしている側面は否定できません。
しかし、利用者側がこの構造を理解しないまま漫然と発信を続ければ、無駄な通信コストを払い続けることになります。現代のデジタル環境において無用な金銭的リスクを避けるための明確な判断基準は以下の通りです。
- 0570発信を避けるべき人:かけ放題プランに加入しているから通話料はかからないと思い込んでいる人、要件が整理されておらず通話が長引きそうな人、オペレーターの呼び出し待ちを長時間続けようとしている人。
- 0570発信を利用してよい条件:一般市外局番(03等)の迂回ルートが存在せず、クレジットカード不正利用など数分を争う緊急事態であり、かつ手元に固定電話がない状況下でのみ限定的に利用する。
着信履歴の「0570」に動揺して即座に折り返すのではなく、まずは番号検索で相手を特定し、Web窓口や一般番号を賢く選択する姿勢が、スマートフォンの請求額を守る最善の防衛手段となります。
【0570 は 何 県】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:0570は何県からの電話ですか?
A1:0570は特定の都道府県や地域を示す市外局番ではありません。NTTコミュニケーションズが提供する全国共通の転送サービス「ナビダイヤル」の事業者識別番号です。
Q2:スマホの「かけ放題」に入っていれば、0570に通話料はかかりませんか?
A2:いいえ、かかります。0570はドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、格安SIM各社のかけ放題・通話定額プランの対象外となっており、約20秒ごとに11円(税込)の通話料が別途請求されます。
Q3:オペレーターに繋がっていない保留音の間も通話料は発生しますか?
A3:発生します。「ナビダイヤルでお繋ぎします」等のガイダンスが流れた後は、窓口が混雑していてオルゴール音などで待機させられている時間もすべて課金対象となります。
Q4:0570から不在着信が入っていたら折り返すべきですか?
A4:そのまま直接折り返すのは避けてください。まずは検索エンジンでその電話番号を検索し、どの企業・サービスからの着信かを確認した上で、公式サイトに記載されている一般番号(03など)やWeb窓口から問い合わせるのが安全です。
まとめ:予期せぬ通話料を防ぐために知っておくべき鉄則
「0570」という番号は、地方の市外局番ではなく、企業や公的機関が利用する「ナビダイヤル」です。危険な架空請求詐欺番号である可能性は低いものの、スマートフォンの定額プランが一切効かないという構造的なコストリスクを抱えています。
不在着信を見かけた際は、反射的に折り返すのをやめ、番号検索で発信元を特定すること。そして問い合わせの際は、公式サイトの一般電話番号(03・06等)やチャットサポートを優先的に活用すること。この基本原則を徹底するだけで、知らぬ間に発生する高額な通話料金の落とし穴を確実に回避できます。 (出典: 0570 は 何 県(Yahoo!ニュース))